2016年8月1日月曜日

新田恵海LIVE2016 WEST EMUSIC~つなぐメロディー~(2016/7/31)

セットリスト

1.盟約の彼方
2.EMUSIC
3.探求Dreaming
4.優しい世界そして未来へ
5.言葉より強く
6.スピカ
7.HEARTFUL WISH
8.想いよ届け
9.想像を超えた世界
10.笑顔と笑顔で始まるよ!
11.Rainy*flower
12.WONDER!SHUTTER LOVE
13.OURS POWERS
14.NEXT PHASE
15.きらめきを夢見て
16.つなぐメロディー
EN.1.暁
EN.2.shine
EN.3.EMUSIC

横浜からの変更点は、
①横浜前半ラストだったスピカが前にきて、アンコール1曲目だった世界ノ〜がその位置へ。(曲のつながりが良くなった)
②横浜アンコールだったOURS POWERSとNEXT PHASEが本編ラストへ。(本編ラストがしっかり盛り上がるようになった)
③アンコール全面改訂(後述)

暁の先に差した"Shine"


東京ドームシティでの 1stライブと、パシフィコ横浜公演と神戸こくさいホール公演。
これらはすべてひとつのアルバム「EMUSIC」を基本に組み立てているライブではあるけれど、全部別物だと言っていい。
特に横浜と神戸は歌っている曲は二曲しか違わない。でも、そこには明確な違いがあったと思う。

なにが違うかって?

横浜で作り上げたあの空間を経た新田恵海がそれから過ごした2ヶ月という時間が違う。

それぞれの公演が、その「今」しか出来ない表現だったと思う。
それはまさに文字通り、「LIVE」だった。

よくライブツアーだと、一部セトリが変わる。これは、より良い構成を、全国回るみんなに変化を、その土地の特別な何かを、という理由だと思うけど、横浜-神戸におけるセトリ変更はこれらとは一線を画していたと思う。
横浜のすべての構成はアンコール、特にそのなかでも「暁」から組み立てられてた。
そして神戸のすべての構成はアンコール、「Shine」から組み立てられた。その副産物としてのセトリ変更だったように思う。

横浜と神戸の間にあったもの


この神戸公演、横浜公演から新しく曲も出ていないし、正直神戸での僕の関心は主に横浜で歌わなかったタイムカプセルを歌うかにあったんですよね。
実際、アンコール一曲目までは普通だった。
全体的にも声の調子がいい方ではなかったと思うし、アンコール一曲目に再び歌った暁も、間違いなく横浜の方が良かった。
これは声の調子以上に、あのステージでこの曲を感情をこめて初披露することに意味があったから。

本来、1stの次のライブで「きらめきを夢見て」の後継となるべき曲は「つなぐメロディー」だったはず。
だけど初披露からライブまでは時間差があって、そしてそれを許されなかった。
純然たる事実として横浜公演時点でメディア露出は減っており、そこから目を背けていては少なくとも”新田恵海”には進めなかった。
その状況で、圧倒的な歌のパワーで無理やり自分の方を向かせて、これが新田恵海の歌だと、正面からねじ伏せて意志を示したのがあの「暁」。
だからこそ、あの空間は素晴らしかった。

ただ、ある種の飢餓感からもたらされた感情が与える熱量は、それが満たされた時に終わりを迎える。それはあまりにも危ういバランスで。
神戸で聞いた暁は、それを如実に物語っていたと思う。
素晴らしい、だけどそれだけではどこか足りない。

夜が明けたその先


だから、だからこそ、暁を歌った後のMCで「もう一曲、新曲を書いてきた」と語ったの衝撃がすごかった。
あの暁の先がここで見れるのか、と。

それと、これは個人的な事情だけど、途中のセトリ変更を横浜で歌わなかったタイムカプセルセトリ入りの布石だと信じて疑ってなかったんですよ。直前のシンガポールでも歌ってたし。
期待が大きすぎて、そこで思考停止してたからこそ、完全に不意打ちだった。

で、カタルシスが最高潮に達したのが曲が始まった直後。
高揚感のなか曲が始まって、スクリーンに歌詞が出た瞬間。
そうか、横浜では暁の歌詞が画面に出たのに、神戸では出なかったのはこのためだったのかと。
今日の演出のすべてがこの曲のためにあったのか、と。

その後は、Shine自身が明るく楽しい曲だったこともあり、「跳び曲が少ないえみつん現場で、今後も長く歌われるんだろう」と思いながら全力で楽しんでた。
これは暁よりshineがいい、というものでは決してなくて。横浜で暁を、あの情感を込めて披露して、メロディーをつないだからこそ、で「shine」という曲ができたんですよ。まさにつなぐメロディーですよ。

EMUSIC


さて、ここでは終わらないよね。あと一曲はあるよね。

……そうかぁああEMUSIC 2回目かぁああ!!!

いや、わかる!!そうやな、それしかないわな!!!
というかね?MV流すのずるいな??

1st のときも思ったけど、ライブ1回目のEMUSICはまあ普通なのに、2回目だと前フリが良すぎるせいでガチ跳び曲と化すのなんなの、これ。
EMUSIC、MVのときから一貫してて、最初の光景に、最後に帰ってくる。
そのメッセージは「色々なことがあっても、それはすべての私のEMUSICに繋がってる」ことだと思ってる。
本当に、本当に畑亜貴はすごいな・・・・・・

終わりに


頑張って言葉を重ねてみたけど、神戸公演で僕が感じたカタルシスは3公演とも行った(なんなら+ブシロ7周年記念ライブも)人にしか伝わらないかもしれない。
でも確かにあの瞬間の僕はえみつんのLIVEに参加して、とても楽しかったんですよ。それが伝わったら嬉しいなぁ。

(感想過去ログ)
・2015/11/8 @東京ドームシティホール

・2016/6/5 @パシフィコ横浜
詳しくはこちらをどうぞ。7割くらいは同じです。


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