2016年8月15日月曜日

声優オタの僕がアイドル現場に求めたのは何か、という話

「声優オタ4人でドル現場に行ったら推しが完全に一致した件」のその後の話。
声優オタの一人がどうしてドル現場に行きたくなったか、その理由をちょっとまとめてみようかな、と。
関東の声優オタ兼業ドルオタさんが読んだらどう思うか、非常に気になるところ。


☆はじめに


声優オタ4人でドル現場に行ったら推しが完全に一致した件(声優オタ向け)
で紹介した姫路のご当地アイドルKRD8さんなんですけど。
何回かライブ行ってみたら楽しくなってきたので、ちょっと今の感覚まとめておこうかな、と。

もしかしたら、アイドル現場では当たり前のことかもしれないけど、僕は新鮮に感じた、という話です。
あとKRD8については、完全に新参なので認識間違ってるかもしれない。


(2016/8/16動画差し替え)

☆KRD8の今の状況


・姫路のご当地アイドルで、TIF2016以前は関西メインで活動していた
・インディーズでシングルを3枚出し、最新シングルは15000枚売り上げている

・2016年11月2日発売のシングルでのメジャーデビューに伴い、東京での活動を増やそうとしている
・ただし、姫路でやってきた定期公演や関西のイベントへの参加も続けていく

・2016/11/12(土)に大阪で初ワンマンする


☆声優オタクさんの状況


冒頭のリンク先の記事の初邂逅の後、改めて
①2016/8/11定期公演(姫路) ・・・友人に誘われて
②8/12リリイベ(タワレコ神戸) ・・・一人で
③8/14ライブハウスフェス(大阪) ・・・友人誘って
の3回参加。
 これ、端から見てもハマりかけといっていいと思うんですけど。

その理由としてパッと浮かぶのは
  • 初見でステージパフォーマンスへの信頼感を得た
  • アイドルイベ今までほとんど行ってないので接近戦に免疫がなかった
  • 一緒に行って自分以上に深みにハマった同志がいる
あたりか。

ただ、これ、①に行った理由にしかなってないんですよ。
「もう一度」「誰か」と行く理由にはなっても、一人で複数回行く理由としてはちょっと弱い気がする。

んで②に参加する前のツイートがこれ。


この時点では自分でもよくわかってないっぽいんだけど、②のイベント参加して腑に落ちた感覚があった。
 たぶん今一番自分が求めてるのはライブ参加を重ねて行くと曲が育つ、ってことだと思うんですよ。

これ、新曲の時点では粗が目立つけど、メンバーがリリイベをこなす中で上達し、洗練されていく、という意味ではない。



☆曲が育つ、とは


 2016/8/11定期公演の姫路では、新曲新衣装が初披露だった。
そこで先に挙げたようなワンマンの発表があり、メンバーそれぞれが意気込みとか語ったわけなんですけど、このときにもメンバーの一人であるまいまい(宮脇舞依)のMC。

「今までの曲と同じように、この新曲もみんなと一緒に思い出作っていきたい」(意訳)

・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・
あー・・・(後から思い返して.一人で納得する音)

その曲をあとで聴くと、ライブやその時の思い出が鮮やかに蘇る感覚。
そしてその中には、その時の自分と、一緒にそれを共有した戦友と、そのライブを作った演者が含まれている。

あ、多分僕はこれがほしいんだな、と。



☆声優現場では何が足りないのか?

 ※老害にありがちな比較の話になるので、嫌いな方は読み飛ばしてください。

いや、この曲を育てる感覚、声優現場でも可能だとは思います。

ひとつは、全国ツアーに全通する勢いで参加すること。
そもそもこの曲が育つ感覚に気づいたのが2009年末~2010年あたりのゆかりんの全国ライブツアーなんですよね。

【2010年のSTARRY CANDY STRIPEライブ時の感想】
ツアーがあると本当に曲が育つから、新アルバムのあとにはツアーをやりたいって気持ちはすっごいよくわかる。プリアラのゆあみの進化聞いてるとなおさら。
posted at 23:30:42 
  ※プリアラのゆあみ:田村ゆかり Love Live Princess a la mode のYou&Me
ツアー五回が僕のいままでの最高。これからもっと曲が育つかと思うとわくわくしてくる。
posted at 23:02:59
  
ただ、チケ入手難度と交通費を考えると、決して、容易とは言いがたい。
ゆい㌧のリリイベのスタンプラリーも交通費を考えるとほぼおなじと見て良いと思う。

例外は、everyingの39公演
渋谷を本拠地に、13日×3公演×1時間(トーク+曲2曲)で開催したCDのリリースイベント。ただ、これはもう今のファン規模では不可能に近い。
 そもそもこれ自体アイドル売りのやり方に近いし、そうなると声優・ドルでわけるのがナンセンスだと言われればその通り。
 でもこれ、実際に参加して「古くからの参加者が羨ましい」と思ったやつなんですよね。それも多分「曲が育つ」に関係してくるんですけど。

結局のところは、アイドル現場は参加しやすいライブの開催密度が圧倒的に低い。だから曲にライブの思い出がどんどん積み重なっていく。



☆これからのKRD8

 
というわけで、これからも僕はちょくちょくKRD8のライブパフォーマンス見に行くんだろうなぁ、という話でした。それは、曲を育てたいから。

いや、現状発売済み最新の3rdシングル表題のNever Ending Storyのステージパフォーマンスを見てても、ファンと積み重ねたステージの歴史が伝わってくるし、CD音源と比べても出来は圧倒的にステージの方がいい。
 あと関西住みとしてはやっぱ関西で活動してくれるのはでかいっすよね。。。
パッとイベントに参加できるのは地方民の永遠の憧れですよ。(大阪も他に比べれば十分恵まれてるとは思うけど)

ところで、
今までの話を踏まえて、関東の声優オタ・ドルオタに改めてすごいアピールしたいんですけど、KRD8はめっちゃ今買いだと思うんですよ。

  • 関西メインで積み重ねた実力がある
  • 運営さんも姫路の企業の経営者陣で安定している
  • これから関東で高頻度でライブをやるのに、関東の固定ファンがほとんど付いてない
  • 今からまた新曲を育てるところであり、当面の目標として開催の決まった11/12の”1st”ライブがある

 いや、列挙すると強くない?
 とはいっても、ライブは現場が全てなので。
 なので、ぜひ1回ライブ見て、物販行って自分の目で判断していただければなーと思うわけです。


☆個人的なあれこれ


アイドルにハマる理由として、アイドルちゃんが成長していくのを見守りたいというのはよく言われますが。今回のこれとはちょっと違う気がする。多分成長を実感したいのは一緒なんですけど、主体が自分というか。
 現場に行く理由として、「演者のために行く」というのはプライマリではない。自分のために行っているのだ、とそれは貫きたいと思ってるんですよね。(自分が楽しければ何してもいい、という話ではない。公共の福祉。)


まあできているかは怪しいんですけど?

そんなわけで、古参勢に受け入れられるかはわりと心配なとこではあり。なにをどう頑張っても、アイドルのルールに馴染め切れてない部分は出るので、そこはうまく指摘・誘導してもらうしかない。
 古参勢は演者の今までを支えてくれた(=演者に出会うまでの自分の代わりに)方々ではあるけれども、必要以上に気を取られて自分らが楽しめないと意味が無い。

(※2016/8/16一部修正)



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