2016年7月25日月曜日

声優オタ4人でドル現場に行ったら推しが完全に一致した件(声優オタ向け)

1.はじめに

 
 2016/7/23に大阪ATCであったアイドルフェスに声優オタ(寄り)の4人で遊びに行ったんですよ。
で、それぞれのステージが終わると自然に誰が一番良かったか、って話になるわけじゃないですか。
ここでね、巫女服のグループ後にみんな声を揃えて言うわけですよ。

「「「「ポニテの娘が良かった」」」」

そう、前情報の共有一切なしに推しが完全一致した瞬間である。
しかも、その後の物販でその娘自身も女性声優さんが好きなことが判明。

 以上の経緯から、
「声優現場で育つと、何か共通の土壌ができるのでは」
という仮説が生まれたので、その検証をしてみようと思います。
まあ、とは言ってもとりあえずは自分の経験からの主観になりますが。
そもそも4人の好みが元々近いのでは、という話かもしれない。

 もしこのエントリで興味持ってもらえたら KRD8 (姫路のご当地アイドル)のライブ見に行ってみてね。
近場だと8/6のTIFの2日目に、午前午後で出るよ。
ステージ見て、まいまい(宮脇舞依ちゃん)が推せたら物販行ってみてね。
まいまい女性声優さん好きだよ!小倉唯ちゃんとか!!
(↓画像左端)


2.声優オタがドル現場に行ったときの視点とは?

 
 一旦その界隈に入ってしまうと、外から眺めた光景は描写できない。
2014年時点でコレニキメ氏が書いてますが、声優現場と比較した場合のドル現場の特徴はおおよそ以下で間違いないと思います。
①距離が近い=物販等で結構会話ができる
②当日フラっと参加できるので、イベ参加のハードルが低い
③タイアップアニメ等、自身から離れたコンテンツによる補正が少ない
 声優現場はこれらの逆なわけですが、これらの要素がドルイベに行った場合何をもたらすかといえば、個人的には以下と考えます。

①物販に行くのは、ライブで推せることが前提である

 声優イベの場合、声優さんと直接話せる接近戦は基本とにかく流しが早い。そのため、大体の参加者にとっては普段の声優(ライブ含む)活動に対するお礼を言う場になる。
 したがって推しを「定める」上で接近戦の占める割合が限りなく低い。物販前にある要素はドルの場合、≒ライブであり、そこで推しが九分九厘固まる。

ライブで推せるが判断する視点が感情表現に寄る

 声優さんの場合、実際にライブに行く前にライブ映像(BD/DVD/CD特典/テレビ放映)を見て、実際に現場に行く!となる場合が多いように思う。これはアイドルに比べ圧倒的にライブをする機会が少ないことにも由来する。
 この場合何が特異かというと、ライブ映像だと「表情がくっきり映る ※一部除く)」ので、そこが重視する点になりやすい。で、現場に行って距離的に表情がみえない場合どうなるかというと、「ダンスにおける感情表現」になる。あと声優ユニットの場合、現場に行った時の目的のひとつにライブBDに映らない、別の人が歌ってるときの表現に注目するようになるので、その辺での慣れがあるかもしれない。

③物販が タイアップ補正に代わるもの、という位置づけになる

→後述。(カスタム型)


3.僕自身が育ってきた現場環境とはなにか

 
 確か元ネタがどこかにあるんですが、2014年Twilogでは人が集まる現場3要素を僕は下のように言ってます。

a)高まる曲 b)良質なファン c)まともな運営

上に行くほど、参入時の要素、下に行くほど継続の要素。
 
 これらを超越するものがタイアップ作品への思い入れであり、ファン個人の信念であり、演者本人の表現力である。

 僕の声優オタ歴はほぼゆかり王国とラブライブ!(シカさん)なんですけど、ほぼ要素は一緒で、
1)初めて行った現場で、初見でも楽しめる曲が歌われ、それに盛り上がる現場を見て、自分もそこに入りたいと思った
2)ライブDVDを見て、表情での感情表現に刺された
3)そしてモチベが下がる要素として、
 ・新規に自分がいままでやってきた応援スタイルを否定されないか
 ・運営の筋が通っているか


4.KRD8とまいまいはどうだったか

 
 さて、このあたり踏まえて考えてみたいんですが……
大部分は伝わらないんだよなぁ。
ただ、上で挙げた要素が絡みあって、推しにつながったことは間違いない。運営さんもファンも特に問題なかった。
 なので、言えることとしては「一回現場に来て、感じてほしい。」
MVも上がってますが、おそらく伝わらない。
理由①ライブはナマモノである
 よく言われる話ですが、その日の会場、そこにいるオタ、そして本人のパフォーマンスで変わります。
理由②圧倒的なライブ量なので、過去の映像は過去でしかない。
 こないだのゆい㌧リリイベ感想でもちょっと書きましたが、歌う事によって洗練されていくので、むしろあまり先入観入れないほうがいいかもしれない。

 一方、ドル現場で戸惑った点としては
①跳びが少ない
 2007~2010あたりの王国現場で育ちましたので。ガチ跳びから振りコピに徐々に移行しだした頃です。個人的には、今の声優現場で一番ドル的なのは、MIXなんかより、一部の現場に代表される「跳ぶな」という空気だと思う。
②フリコピがクローンである
 ラブライブ!の振りコピをミラーで通してしまったので、明らかにミラーでやったほうが自分がラク。
③物販の一回の会話が長い
 これ。声優現場だと長くても30秒だからそれ以上だと途端に話せないんですがそれは。

 最後に2項で言いかけた物販の位置づけについて。
 ああ、これ、要するにタイアップ作品をアイドルちゃん自身がファンと1:1で作ってるんだなぁ、と。
 タイアップ作品に思い入れありすぎて頭抱える感覚とも、ライブツアーをオタクと回って作った日々ともまた違う、曲にその人だけの補正をつけるための儀式だこれ。
 

5.おわりに

 
 さて、これ読んで連番した3人がなにかしら共感してくれたら最初に述べた仮説が補強されるわけだけど、まあ完全に今の自分見つめなおして終わった感もあるのでもう目的は達成した感もある。

 なんか色々書いてますが、基本スタンスは
「現場では感じろ、それを妨げないように普段考えろ」です。
感情は、必ず思考重ねて文章にすると変質するから。
現場ではぐだくだ考えるより、ステージをまっすぐ向いてそこから抱いた感情をダイレクトに受け取る。
それがいつもできるように生きていたいねー。

まいまいはいいぞ。

2016年7月11日月曜日

南條愛乃Birthday Acoustic Live2016昼の部

2016/7/10(日)
六本木EXシアター


ネタバレ無し感想

じょるののバースディイベ、3年目にしてついに参加。
席行ったらまさかの4列目中央…過去最大に近い。
 そして始まってみてすぐ思う、「このハコ、すごくいい」
音響がまずとてもいい、バンドも八木さん星野さんギター・ベース・ドラム・キーボードでフル。そしてじょるの本人も会場の音を楽しめるイヤモニなし。
 ぼんぼりのような球体照明舞台装置の出し入れとか、演出もかなり良かった。FCスタッフがじょるのの表現を実現しようと頑張ってるのが伝わって来たなぁ・・・あと御沓さんいたね
 あ、ここの会場、踊り場が狭くて退場時にエスカレータ詰まりやすいのだけはホント気をつけた方がいい。

セトリ込感想


1.黄昏のスタアライト
2.あなたの愛した世界
MC

 バンドアレンジが開幕からゴリゴリのスタアライトで定刻開演。このアレンジがめっさ良かった。
 MCで「みんなわりと静かに聞いてて緊張した」的なこと言ってたけど、これは動いてなかったのみんな圧倒されてたからでは、と思うくらいに音の奔流がすごかった。ライブ終盤のエレキベースがなんかの音量が大きすぎたこと以外、本当に今回音響すごかった。
 そして衣装。黄色基調で、これがまた開幕の黄昏のスタアライトによく合っててな……

3.君が笑む夕暮れ
4.7月25日
5.リトル・メモリー
MC

 席が中央だったからか、序盤は音の大小の表現が音圧で伝わる感じが特にすごかったんだけど、これ特に思ったのが7月25日。一番より二番の方が感情のままに力強く、そしてDが優しく、また最後は落ち着いて力強く。スポット照明もいい仕事。
 そしてリトル・メモリーっすよ。この曲好きなんですよ。今回は途中で音の出る動物のおもちゃで遊びという小ネタが挟まったんだけど、これがFC中心イベのアットホームな感じをよく出してた。アコースティックって音を楽しむのが重要だと思うんだけど、そのための曲としてチョイスされたのも、なんだろう、ちょっと言い方変だけど本人がこの曲をすごく身近に感じてくれてるようで嬉しかった。


6.まだ言えないけど、◯◯◯ (飯田里穂カバー)
7.dear×dear
8.recording.
MC

 カバー曲ちょっとだけやりますMC、からの、まだいえないけど、○○○だと気づいたときが本日最大瞬間風速でした。後奏のときにコーラスをじょるのが歌ってくれたのもポイント高い。
 からのDear×Dearの流れはセトリが完璧。このへん振り付け自由に歌ってくれたのも◎。
 そう、アコースティックライブって静かに聴かないとダメ、っていう場所ではないんだよね。さっきも言ったけど、私は「音を楽しむ」ことにより近づく場所だと思ってる。クラップだったりリズムだったりね。これ、主にJAM PROJECTの影響なんだけど。で今回、バンドメンバーやリトル・メモリーでNのハコが出現して以降の硬さの取れたじょるのから、それが伝わってきてすごい嬉しかったんだよね。映像収録しないことの利点はここにある。


9.優しくつもる言葉の花
10.ゼロイチキセキ
MC

 優しくつもる言葉の花→ゼロイチキセキは世界観がつながってる。ゼロイチキセキはまだこれから育ちそうだなー、ソロライブが楽しみ。


11.だいすき
12.believe in myself
13.飛ぶサカナ

だいすきでスモーク。ステージが客席に比べ高いので、スモーク演出がよく合う。
 believe in myselfは1stアルバムのリード曲と思ってるけど、2ndアルバム発売前にこれが一番の盛り上がりで来るライブがあったのは幸せだなあ、と。
 今のライブ本編ラストに「飛ぶサカナ」がきても違和感ないあたり、大事にゆっくり自身の世界を作ってきたことがダイレクトに伝わってくる。
 しかしラスト2曲でちゃんと立たせてくれるじょるの優しい。さすがほぼFC加入済なのでかなり客層良かったのもあると思う。個人的にはスタアライトが一番立ちたいけどまあそれは置いとこっか・・・・・・

EN.1  +1day
EN.2 全力少年 (スキマスイッチ カバー)
MC
EN.3 きみを探しに

 Tシャツじょるのキャップもあって完全に少年風のかっこだけどまたこれがセトリに合ってるんだよね・・・・・・
 アンコールらしい+1day後、まもなく発売のアルバム特典から、カバーがもう一曲。全力少年。グリザイアが少年目線だからか、しっくりじょるの歌になってた、他の曲も楽しみだね。
 ラストはやっぱりきみを探しに。と同時に、「今日はsimple feelingsの初披露の場ではない」ことを悟った瞬間。しかし、「あいしてる」を3度、表現を変えて歌うじょるのをは一度見たい(=完全版がききたい)という邪念が入るようになってしまったのが残念。


終わりに

やっぱり、この距離感・音響はこの規模でないと難しいんだろう。個人的には来年もこの規模でやってほしい。落選の可能性も受け入れたうえで。
 しかしなんといっても、このあとはソロライブ。次はどんなステージになるかな。その前にアルバムだ、東京1/3650がかなりメッセージ性強かったからね、どんなハコになるかな。


(おまけ)

前後の私の行動。
・前日に海で夏を感じるために香川へ。
・午前中雨だったけどうどんハシゴしてる間にやみました。
竹清(高松)→山越(綾川)→とみや(金蔵寺)→つるや(観音寺)
 天ぷら     釜玉    カレー      肉
・観音寺の遠浅の海へ。ゆうきゆうなはゆうしゃである。
・防水スマホで海中アニクラしたらすごい楽しかった。すなのしろ。
・日曜に高松空港から成田へ
・ライブのあとは生後8ヶ月児に遊んでもらいました。